「気」とは、中国医学では人のからだに本来備わっている生命力の源と考えられ、気が滞ったり、不足することで病気が発生すると言われています。その滞りの解消や不足を補うのに役立つのが気功です。気功は中国で生まれ、4000年も昔から行われていたと言われる養生法です。
気功には内気功、外気功があります。内気功は自分で鍛錬して体内の気の流れを良くする方法です。クリニックで行っている気功はこちらにあたります。気功というと、手を触れずに相手をはじきとばしたりする派手なパフォーマンスを想像しがちですが、これは外気功にあたります。本来の考え方は、からだの内面の状態を正すことにあり、これによって自然治癒力を高め、養生につなげることができるのです。
3つの要素は、バラバラに存在するのではなく、互いに密接に関連しあい、影響を与えあう三位一体の関係です。これらの要素が揃えば正しい気功法を会得することができると言われています。
気功の種類は、3000種類を超えると言われています。功法に優劣はなくそれぞれ良いところがあります。型や種類にあまりこだわらず、自分でやって気持ち良いと感じるものを普段の生活にとりいれることが大切です。続けることでうまくなり、生命エネルギーを高めます。
あせらずじっくり、ゆっくり時間をかけて。